アイシングとは

(以前このブログ記事が中学校の教材になりました。

なので、改めてここに転記させていただきます。)

o0800053613060595136

急に身体を動かすと、無理がかかりやすく、ケガをしやすくなります。

ケガをしたときに、すぐに出来る処置として、非常に効果的なのが、

アイシングです。

これは正常な細胞の模式図です

Photo

まず、ケガをすると・・・

 

①そこの毛細血管が切れます(一時的損傷)。

Photo_2

 

②切れた所から出血しますし、

傷めた場所を治すために、血液が集まってきます

そのとき、近くの細胞から酸素が持っていかれるために、

周りの細胞の酸素が不足します。(2次的低酸素障害)

Photo_3

 

③血液が集まることにより、腫れが広がります。

Photo_4

 

腫れが広がることによって、

周りの正常な細胞もつぶされてしまい、

回復するのに時間がさらにかかります。

 

しかし、傷ついた組織を回復させるために、血液は必要です。

この血液が集まる反応を炎症といいます。

 

 

炎症は、ケガをしてから24時間~72時間(1~3日)起こります。

程度によって変わりますが、たいしたこと無いと思っても、

24時間は腫れようとします。

 

そのときに、必要以上の腫れを出さないようにするのが、

アイシングです。

 

アイシングの仕方は、傷めている部位に直接行います

保冷剤もありますが、一番いいのは氷水です。

 

氷水とは、氷嚢やビニール袋に氷を入れて、

それが浸る程度に水を入れたものです。

保冷剤や、氷を直接当てると、表面の霜で、凍傷を起こしやすくなります。

70-00301

 

 

時間は10分から15分、皮膚の感覚がなくなるまで当てます。

 

腫れが、ひどい場合には1時間に15分冷やして、

45分安静にしておくのを連続で行うといいでしょう。


あまり腫れが目立たない状態でも、2~3時間に1回

アイシングすることをお勧めします。

 

お風呂は、シャワーで汗を流す程度ならOKですが、

入浴して暖めてしまうと、後で腫れが強く出るので、

ケガをした日は、湯船には浸からないほうがいいでしょう。


 

シャワーの直後にアイシングは必ず行ってください。


アイシングをして、血流が悪くなるだけではなくて、感覚がなくなりますので、

部分的に麻痺した状態になります。

このときに、筋肉の緊張も緩みます。

 

硬くなりすぎた筋肉を緩めて、関節の動きをつくるときにも

アイシングを行ったりします。


野球のピッチャーが、試合で投げた後にアイシングをしているのは、

筋肉が疲労して熱を持っているのを冷ましています。

 

筋肉は、熱を持つと、エネルギーを消費して、疲労物質を産生します。

高熱のときに身体が筋肉痛を起こすのはそのためです。


運動後のアイシングで、必要以上に疲労物質を産生しないために行っているのです。

アイシングにもいろいろと意味合いがあるのです。


・腫れを抑える


・痛みを抑える


・緊張を緩める


などの働きが可能です。

ケガの程度については、なかなか自分で判断できないと思いますので、

可能な限り早い時期に治療に行かれることをお勧めします。

  • 300x250_green
  • facebook
  • twitter