「相似の理論」とは
2023/05/09
漢方では「相似の理論」という考え方があります。
人間の下半身は植物の「根」にあたり、地表に出ている植物の「葉や茎、花」は
人間の上半身にあたるという考え方です。
よって、膝や腰の痛み、尿の出や勢いが悪い、精力の低下など下半身にあらわれる問題を
解決するには、植物の「根」にあたる根菜類を補うのがいいとされています。
実際にこれらの症状に用いられる8種類の生薬からなる漢方薬の八味地黄丸は、
生薬のうちの5種類はヤマノイモ、ジオウ、オモダカ、トリカブト、ボタンの根からなっています。
冷えタイプの人は、とくにヘソから下が冷えていることが多いので、そういう人は
ニンジン、ゴボウ、レンコン、ネギ、タマネギ、ヤマノイモなどを食べましょう。
また、それらをよく煮たり、炒めたりして熱を加えれば、より効果的です。