痛いのって、なんで移動するの??
2021/10/07
患者さんからの質問に答えるシリーズ
今回は・・・
「痛いのが良くなってくると
別の部分が痛くなることがあって
それって痛みが移動してるんですか?」
というご質問をいただきました。
実は、痛みの原因が移動しているのではなく
隠れていたところが、顔を出してきたのです。
痛みが移動する理由
今回は、わかりやすいように
【左の太ももに、誰かの膝が思いっきりぶつかった】
というケースで例えていきます。
どこか1カ所痛めた時に、そこだけが悪い
と言う事はあまり起こりません。
痛いところがあると
そこをかばって負担がかかる場所があります。
今回の場合、ぶつけた左太ももに体重がかからないよう
両方のお尻や股関節に負担がかかります。
太ももをぶつけると筋肉が固くなってしまうので
直接繋がっている、膝関節の動きも悪くなり
その影響で歩きにくくなり、腰にも負担がかかります。
脳で起きていること
脳の中の痛みを感じるところは
ある程度の痛みしか感じないように作られています。
痛みや異常があるところを全部感じるわけでは無いのです。
緊急性や重要性が高い症状にのみ、まずは反応します。
ですので、1番きついところの痛みが取れてくると
「ちょっと僕もまだ悪いんだけど」
と言う感じで顔を出してくる感じです。
やんちゃ三兄弟がいて
長男に手がかかり過ぎて他に気がつかず
大人になって落ち着いたところ
次男三男も結構やんちゃ。
「お前たちもそうだったのか・・・」
と気がつくみたいなイメージです。
ちょっと例えが悪かったですかね?
図を作成してみました。
また、治療して良くなってきてる途中に
小指の先をぶつけたりして
新しく強い痛みが出た場合
まずは小指の痛みに意識が集中するので
今までの痛みがわからなくなり
治った気になります。
小指の痛みがある程度おさまってくると
元々治療してた部分がまだ感じるようになってくる。
こんな感じで痛みが移動していくようになるのです
治療している症状が良くなっていないのに
別の痛いところが出てくるというのは
かなり悪い可能性があるので注意が必要です。
強かった症状が治っていきながら
新しい部分が痛くなると言うのは
良くなっている反応です。
安心してもらうといいのですが
痛みが移動した時、直ぐにお伝えしてもらった方が
早く対応できますので
遠慮せずに、おっしゃってくださいね。
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