簡単で気持ちいい「自家製の薬湯」はいかが？

2017/11/17

「薬｣という文字は、「草かんむりに楽」と書きます。

「薬湯」も、「何かの植物を入れて、

心身ともに気分がよくなる入浴法」

くらいに、解釈してもらえれば、活用しやすくなります。

薬湯は、植物の血液ともいえる【精油】の香り成分が

鼻粘膜から吸収されて脳に伝わって、

神経のリラックス効果や、

内分泌（ホルモン）系、

免疫系を刺激して心身の健康を増進させます。

また、湯に溶け出した精油成分や

さまざまなビタミン、ミネラルが

肌表面をうすくコーティングして

美肌づくりや入浴後の保温効果を発揮します。

湯がぬるいと植物の成分が

十分に溶け出さないので、

４０℃くらいの湯温で１０～１５分入浴

をオススメします。

薬湯に使う植物	用い方	効能
自然塩	ひとつかみの自然塩を湯船に入れる	体が温まり、冷え性の改善水太り、風邪の予防入浴後はシャワーで洗い流す
生姜	生姜一個をすりおろして、直接または布袋に入れて湯船につける	冷え性、神経痛、腰痛、リウマチ、風邪の予防、不眠症
イチジク	生の葉または乾燥させた葉を３〜５枚刻んで入れる	神経痛、リウマチ、痔、便秘
菊	数枚の葉を布袋に入れて湯船につける	すり傷の治癒を早める
桜	生または乾燥させた葉数枚を湯船に入れる	湿疹、あせも
菖蒲	全体(根、茎、葉)を洗って、生のまま湯船につける	食欲増進、疲労回復、冷え性、皮膚病
大根	天日で約一週間乾燥させた葉５〜６枚を煮出し、その汁を湯に加える	冷え性、神経痛、婦人病(生理痛、おりもの)
バラ	花を数個　湯船に入れる	湿疹、かぶれ、あせも
みかん	３〜４個分のミカンの果皮を天日干しして、乾燥したものを湯船に入れる	冷え性、風邪の初期、ストレス、セキ
もも	細かく刻んだ葉を布袋に入れて湯船につける	湿疹、皮膚病、アトピー
ゆず	１個を２つに切って湯船につける	神経痛、リウマチ、ヒビ、あかぎれ
よもぎ	生または乾燥させた葉を数枚〜１０枚湯船に入れる	冷え性、痔、月経過多、子宮筋腫
レモン	１個を輪切りにして、湯船に入れる	美肌づくり、ストレス、不眠

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