女性は、肩こり、頭痛、めまい、耳鳴り、動悸、息切れ、神経痛などの痛み、痔、

生理不順・生理痛・・・・・・・などの不定愁訴を持っている人が多いです。

このうち少なくとも二つ、多くて五つぐらいの症状を呈する人がほとんどですが、

ときには全ての症状を有し、不快な毎日を送っている人もいます。

病院でこれだけの症状を訴えると、自律神経失調症とか、更年期障害とかの診断を

されるのが関の山で、治療はホルモン剤か精神安定剤ということになります。

こうした諸症状は、漢方でいうと一元的に解決されます。

女性は概して冷え性で、とくに「下半身が冷える」という特徴があります。

下半身が冷えると、下半身に存在する血や熱、気が上昇してきて、動悸、

息切れ、顔の発赤・発疹、イライラ、不眠、吐気、せき、口内炎・・・・など、

上半身に向かう症状のオンパレードになります。これを昇症といいます。

症状が上に向かうと、下に向かう症状である降症、つまり排尿や排便が十分でなくなり、

乏尿や便秘になります。

また、下半身は冷えているので、水分がたまり、卵巣のう腫になったり、

「冷え」のため硬くなり、子宮筋腫や子宮がんができてきます。

よって、女性特有の病気の対策としては、水分を摂りすぎない、下半身を冷やさない、

体を冷やす食品を摂らない、ということに集約されます。