「大」も「小」も速やかに出す力 【ナシ】
2019/08/02
漢の武帝は、乾燥からノドを患う者が多かったことから、
庭園にナシを植えたといいます。
「陰性の果物」のナシは体を冷やす作用があり、
発熱時の解熱にも用いられます。
セキやタン、発熱を伴う風邪にはぴったりの果物といえます。
タンパク質の消化を助け、アンモニアを排出する
アスパラギン酸が含まれているので、
肉料理の後のデザートに最適です。
カリウムの作用で高血圧予防も期待できるほか、
水分代謝を促進すので
二日酔にも効くと言われています。
シャリシャリとした食感が特徴的ですが、
あの「シャリシャリ」は石細胞によるもので、
石細胞は腸壁を刺激する作用があり、
ナシの甘味を演出するソルビトール
(便をやわらかくする作用がある)との相乗効果で
便秘解消が期待できます。
ナシは利尿作用が高いこともあって
イタリア・サレルノの医学校の教科書には
「ナシを食べれば小便、リンゴを食べれば大便」
という記述がありました。
漢方の古書には
「ナシは大小便を利す」とあります。
日本の歌舞伎界を「梨園」というのは
唐の玄宗皇帝がナシの沢山ある庭園で
役者に稽古をつけたから、だそうです。
何とも優雅な雰囲気が漂うエピソードですね。
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