現代人は低体温＝冷え性の人が大部分です。

食生活や運動、入浴以外にも、日頃の服装や就寝時での身体を温める

ちょっとした工夫を紹介します。

～服装で　”頭寒足熱”　をつくる～

漢方では「お腹」を「お中」といいます。

これは文字通り、お腹こそ体の中心とし、ここを温めることで全身が温まって代謝がよくなり、

その結果、体調も良くなって病気の治癒を促してくれると考えられています。

最近では薄くて保温性がよく、ファッション性の高い腹巻が多く出ています。

これらを大いに活用しましょう。

また、冬の外出時にはマフラーやマスクの着用も効果的です。

マフラー１枚、マスク1つでそれぞれ衣服1枚分の保温効果があることが

「衣服気候学」で説明されています。

～身体を温める「下着」の工夫～

冬の防寒に加え、夏の冷房対策も特に女性にとっては深刻な問題です。

対策として、下着を重ね着したり、カーディガンを羽織ったりするほかに、

ハイヒールやあまりタイトな、身体を締め付けるような下着の着用は避けることです。

これらは血流を悪くするため、冷えをますます増長してしまう恐れがあります。

～寝ている時にも体を温める工夫を～

冷え性の人にとって、冷たい布団は辛いものです。

そのため、電気毛布を使用している人も多いでしょう。

ただし、あまりこれに頼りすぎると、自分自身で発熱する力が弱ってしまう恐れがあります。

その点、一番いいのは、湯たんぽを使うことです。