サウナで存分に発汗すると、心身ともにスカッとするものです。

サウナは室温が９０～１１０度と高温のため、温熱刺激による血管拡張によって

血液の循環がよくなります。

そのため、内臓や筋肉への栄養補給がスムーズにいき、腎臓への血流もよくなって

排尿も増し、老廃物が排泄されて血液が浄化されるという効能があります。

また、汗腺や皮脂腺からの汗や皮脂の分泌が盛んになるため、

皮膚が浄化され、美肌の効果もあります。

さらに、甲状腺のはたらきがよくなるので、身体全体の新陳代謝が活発になります。

ただし、サウナをしている間は酸素の消費量も増加し、心拍量も５０～１００％増加します。

そのため、心臓や循環器系に負担をかけるので、高血圧や心臓病の人は

特に慎重に、最初は短い時間から始める必要があります。

サウナと水風呂や冷水シャワーを交互に行うと、体表の血管が拡張と収縮を繰り返して

血液循環を助けることになり、心臓の負担を軽くするという一面もあります。

５～１０分のサウナ浴と３０秒～１分の冷水浴を２～４回繰り返すというのが

サウナの入り方ですが、心臓や循環器系に持病がある人は、サウナ浴を２～３分、

冷水浴は全身でつからず、ヘソより下に冷水をかける方法がいいですよ。