一般に白血球一個で、ばい菌を１４～１５個、殺菌する能力があります。

しかし、肥満児の血液中の白血球は、一個で細菌を５個くらいしか

殺菌する能力がなく、さらに健常児の白血球も、アイスクリームや

チョコレート、パイなどをたらふく食べさせた後は、やはりその殺菌力が

落ちるといいます。

つまり、血液中に、糖分や脂肪、コレステロール、タンパク質などの

栄養が多すぎる状態、つまり、「血液の汚れ」のある状態では、

白血球の力が低下し、免疫力が落ちることを表しています。

また、ビタミンB1、B２、C、葉酸などのビタミン類、鉄、カリウム、

カルシウムなどのミネラル類など、微量栄養素が血液中に不足すると

白血球の殺菌能力や抗体産生能力が低下し、免疫力が減弱します。

こうした微量栄養素の過不足も、「血液の汚れ」の一現象なのです。