ウニは、魚よりタンパク質は少な目になりますが
タンパク質と脂質が主成分で、
ビタミンDをのぞくほとんどの栄養素が含まれます。
特に、ビタミンＡ・Ｂ群、ナイアシン、鉄が豊富です。

 

生ウニの強精強壮作用はよく知られているところですが、
日本の古い書物には、胃腸を丈夫にし、食をすすめるとあり、
疲れたときの元気の素には最適な食品です。
陰性体質改善に役立ちます。

 

脳の活性化、疲労回復、造血のほか、
ビタミンAが豊富で肌荒れを改善してくれます。
さらに、抵抗力をアップさせ、
目のはたらきを補助し疲れ目を改善します。

 

グリシンやアラニンが甘味、
メチオニンがウニのコク、バリンが苦味といった具合に、
さまざまなアミノ酸が合わさって
ウニの独特な風味を作り出しています。

 

また、調理のポイントとして、
生のまま、わさび醤油などで食べることが多いと思われますが、
機会があれば、殻ごと焼いた焼きウニも美味しいです。

 

また、ウニにはアルコールを分解する酵素が多く、
酒のツマミにも最適です。ワインに合わせるときには、
レモン汁をかけるとヨード臭がやわらぐので、
お試しください。