とにかく、人数が多かったこともあるのか

体育館には入れてもらえず、

体力増強のために外で練習していました。

 

学校の外周ランニングに始まり

腕立て、腹筋、背筋、スクワット

４階までの階段上り下り

こればかりでした。

 

グループに分けて競いながらトレーニングをしていて

負けた方にはペナルティとして

さらメニューが追加される

というやり方でした。

 

私は、かなりポッチャリだったこともあり

基礎体力がなかったので

特に腕立て伏せで周りに迷惑をかけてました・・・

 

ほとんど、ボールを触ることが無く

トレーニングが何日も続いていたので

ドンドンと退部する人が増えていきました。

 

太っている私は、二年生から特に目をかけていただき

色々していただけました（笑）

 

でも、途中でくじけることなく

いつかは、練習が終わることがわかっていたので

耐え続けていました。

 

夏休みに入ると練習時間が延びるので

過酷さが増します。

 

三年生は、全国大会まで勝ち進んだので

引退したのは、8月中旬でした。

代が変わっても二年生が１５人位いたので

外での練習が続きます。

 

夏休みの終わりには

同級生は３０人くらいになってました。

 

母は、ご飯を食べてもドンドン痩せていく私を見て

「夏休みが終わっても、痩せるようなら病院に行こう」

と、かなり心配をかけていたようです

２年生の代になると

数名の先輩からの先輩風が強くなります。

 

一年生が１階を歩いていて

２階の渡り廊下を歩いている先輩に挨拶しなかった

 

という理由などで、用具室に呼ばれて

理不尽に殴られることも多々ありました。

 

なので、用具室はとても怖い場所でした。

 

その恐怖の用具室に

数名ごとに呼び出されていきます。

 

何事かと思ったら

先輩にマッサージをしていたのです。

 

１年生全員による先輩へのマッサージが終わったあと

私は、毎日用具室に呼ばれることになりました。

 

呼ばれるのは嫌でしたが、

怖い先輩から「今井のマッサージが一番気持ちいいわ」

という言葉が嬉しかったです。

 

これが、将来の仕事になるなんて思ってもない

中学１年生時代でした。