爪周囲炎がお灸一回で改善
2021/11/10
先週末に爪を切ったとき
右手薬指の端にちょっと爪が残ってしまい
引きちぎってしまいました。
その時に血が出て、止血だけして放置していたら
雑菌が入ってしまい
指先の小指側が赤く腫れてしまいました。
「すぐに治るわ」と思った私は
そのままにして生活していました。
すると、日に日に腫れが酷くなり
指先に圧をかける時の痛みも強くなりました。
炎症を引かすなら、お灸やな
ということで、腫れて3日後の木曜に
指先の腫れている場所に
今回は、写真の「カマヤ(弱)」を使って
朝の仕事前に、お灸を1回やりました。
すると、痛みが引いて普通に仕事ができました。
夕方になると、膿が表面に浮いてきたので
爪の端と腫れている境目を引っ張ると
膿が外へ出てきました。
後は、出てきた膿を絞り出すと
(結構痛かったです・・・)
帰宅するころには、痛みは半分以下になり
翌日は、痛みが無くなって普通に仕事出来ました。
それから、一度も痛くなることは無いです。
お灸の効果を自分でも実感できたので
嬉しかったです。
やっぱり、鍼灸が大好きです。
炎症にお灸をして効果あるって、なんで?
熱があるところに熱を加えると
余計に悪くなりそうですが、
お灸による局所加熱によって
免疫細胞が活性化します。
その免疫細胞が活躍することで
炎症が早く治っていくのです。
というのが、西洋医学的な見解です。
東洋医学的には・・・
東洋医学の考える刺激は
補(ほ)=気を補う・・・中に入れるイメージ
瀉(しゃ)=気を削る・・・外に出すイメージ
という二つの刺激があります。
ハリでも灸でもどちらを使っても
やり方次第で変わります。
お灸の場合、刺激する回数によって変わります。
お灸を数える単位は「壮(そう)」といいます。
瀉=刺激の数が1壮、または偶数、多壮灸(20~100)
補=1壮以外の奇数
となっていて、
今回は、1壮しかしていなかったので
外に出す働きが強くなり、
膿が体外へ出てきたのです。
このわかりやすい東洋医学的な解説は
愛媛県松山で【おざき鍼灸】をされている
尾崎 敏浩先生に教えていただきました。
ありがとうございます。
「なんで数で変わるの??」
と思った、するどいあなた!
これが、数千年にわたる歴史の
積み重ねの上に成り立っている
東洋医学の不思議です(^^)
いや~、鍼灸って やっぱりいいですね(^^)
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