古代ギリシャ、ローマ時代には薬用とされることが多く、

食中毒や二日酔いの予防として

宴会にはなくてはならない存在だったようです。

 

また、食事のあとには

庭先から摘んできたパセリをかじって口臭を消したそうです。

 

脂っこい洋食に添えられることの多いパセリ。

 

「飾り」扱いで手をつけない人がほとんどですが、

腸内での肉や脂の腐敗、消化不良を防ぎ、

独特の香りで口中がサッパリするので、

ぜひ食べるようにしましょう。

 

香り成分のピネン、アピオールは

殺菌効果があり食中毒予防になるほか、

虫よけの作用もあります。

 

パセリはニンジンと同量のβ-カロテン、

B群・C・Eといったビタミン、

鉄、カルシウム、リンなどのミネラル

を豊富に含み、実に効能豊富です。

 

①健胃、整腸、食欲増進

②利尿促進

③眼病、視神経のトラブル改善

④腎臓、膀胱、尿管の感染症の改善

⑤血管をしなやかにする

⑥イライラ、ノイローゼの予防・改善

⑦貧血改善

⑧酸素運搬能力を増して脳のはたらきを活性化

⑨老廃物の解毒

⑩副腎や甲状腺、卵巣などのホルモン臓器の機能を正常化

⑪肝機能強化

 

これほどの効果があるので、単なる「飾り」に

しておくのはもったいないですね。

 

苦味が気になるなら、細かく刻んでスープや

パスタにふりかけましょう。

 

味に深みも出て料理が一層美味しくなり、

豊富な効能も得られて一石二鳥です。