寝ている時に急に足の筋肉がつって
激痛で目が覚める事があります。
すぐに治まればいいのですが、
かなりの時間、痛みに耐えないといけません。
時間にしたら、1分もないでしょうが、
とてつもなく長い時間に感じます。
「足がつる」原因については
様々言われています。
1)冷え
2)姿勢の乱れ
3)疲労の蓄積
4)座骨神経痛の症状
5)酸素不足
6)水分不足
7)ミネラル不足
8)タンパク質不足
9)内臓の病気
などがあります。
これらが色々と重なった結果
夜中に足がつってしまうのです。
それぞれに対して対策が違います。
1)冷えの場合
・足先が常に冷えている
・体温が36.0未満
・夏場、寝ている部屋のエアコンの温度設定が28℃以下
・寒暖の差がある時に、足を出して寝ている
こういう場合が多いです。
常に冷えている感じがする原因は、
特に下半身の筋力不足が考えられます。
心臓へ血液を戻すためには、
下半身の筋肉がしっかりと動くことが必要です。
筋肉が足らない場合は、
血液を十分に送ることができなくなって、
車が渋滞するように、血液の流れが悪くなってしまいます。
循環することで、温かい血液が全身を巡るので、
どうしても「冷え」を感じるようになるのです。
また、筋肉は、体温を作るという働きも持っています。
筋肉が不足していると、熱を作る力も弱るので
ますます冷えてしまいます。
当院では、
・筋肉をつけるためのアドバイス
・体温を上げていく生活指導
・はり・灸や、ホットパックを用いての直接的な施術
を用いて、あなたの体温を高くして
冷えを改善していきます。
7)ミネラル不足
カリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、
特にマグネシウム不足が足がつる原因とされています。
カリウムとナトリウムは、
細胞の中に必要な成分。
カルシウムは、骨や歯を作るだけでなく、
脳の信号を伝えたり、細胞が動くのに
スイッチを押す働きがあります。
マグネシウムは、エネルギー代謝を促進して
疲労回復の役割、筋肉の調整や筋肉痛の予防、
血液を固まりにくくするなど
様々な役割があります。
サプリメントで補給してもいいのですが、
栄養素の偏りや腸での吸収のことを考えると
食品の形で食べるのが一番いいです。
当院でも扱っている
完全天日干しの天然塩がオススメです。
マグネシウムを多く含む食品
ナッツ類・ひじき・ワカメ・納豆・油揚げ・豆腐・ゴマ・バナナ・ほうれん草・緑黄色野菜など
特に「ひじき」は
カルシウム、マグネシウム、カリウムが含まれているので
オススメです。