トウガラシの学名「Capsicum annuum L.」は、

ギリシャ語の「Kaptein(食欲を刺激するもの)」

からきています。

トウガラシの効能の1つである

食欲増進作用を言い表しています。

トウガラシといえば、あの強烈な「辛味」が特徴です。

辛味成分のカプサイシンには、

食欲増進・消化吸収作用があり、

一味唐辛子・七味唐辛子など、

ほんのひとふりで食事の味をぐっと高めてくれます。

カプサイシンの血行促進・体熱上昇効果は

即効性が特徴的です。

トウガラシを効かせた食べ物をとると、

即座に体が熱くなるのはこの為です。

こうした反応はカプサイシンが中枢神経に作用して

代謝が活発になるからで、

適度な摂取によってダイエット効果も期待できます。

こうしたトウガラシの「ほかほか効果」は食べるだけでなく、

皮膚に触れさせることでも実感できます。

昔の旅人は、腹巻の中にトウガラシを入れて

寒さをしのいだそうです。

辛味ばかりが注目されますが、

βーカロテンやビタミンB１・B２、

特にビタミンCが豊富です。

日本人の体質的には、

合わない方も多いようです。

食べ過ぎは粘膜を荒らし、

味覚障害の原因にもなってしまうので

注意が必要です。

胃腸の弱い方は特に気をつけて

上手に摂取するようにしましょう。

陰性体質の人は、胃腸が弱い事が多いので

上手に按配しながら食べて

健康効果を味わいましょう。