ゴボウといえば食物繊維です。

セルロースやリグニンといった食物繊維は、

腸内の善玉菌を増やして便通をよくし、

 

その結果、コレステロール、中性脂肪、糖分、

発がん物質などが排せつされ、

高脂血症、糖尿病、大腸がんなど、

過剰な栄養が原因で引き起こされる病気を予防できます。

 

漢方には、人間の「根」にあたる下半身を

強化するには、『植物の根』を食べるといい

という「相似の理論」があり、

 

ゴボウは「腎虚」の予防改善につながる

食材のひとつとされてきました。

 

腎虚とは下半身の弱退化の状態を指し、

具体的な症状としては、腰・膝の痛み、残尿感、

頻尿、精力減退、足のむくみなどがあげられます。

 

腎虚の症状のひとつに

「泌尿器系のトラブル」がありますが、

ゴボウには腎臓の機能を高め、

排尿を促進するイヌリンが含まれています。

 

排せつがスムーズになり、

むくみの予防･改善効果もあります。

 

また、ゴボウは、腎虚によって生じる

精力減退の悩みも解決してくれます。

性ホルモンの分泌を促す

アルギニンが含まれているからです。

 

アルギニンのパワーアップ効果は絶大で

スタミナドリンクにも用いられています。