初夏のこれからが旬のラッキョウは、ニラ、ニンニク、ネギ、タマネギと同じアリウム属の野菜で

薬効も豊富です。

独特な香気成分をつくり出すジメチル・トリスルフィド、メチル・アリルトリスルフィドなどの

硫化アリルがビタミンB1の吸収を高め、疲労回復、コリや痛みの改善にはたらきます。

アリウム属が持つ独特の香りは、消化液の分泌を促進して食欲を刺激してくれます。

血行推進効果は古くから知られていますが、血栓を溶かし、

冠動脈を拡張するはたらきもあることが確認されました。

肉や魚の生臭さをやわらげ、制菌作用もあるので、料理の下ごしらえに使ったり、

一緒に食べたりするといいですよ。