熱中症について④ 体調チェック方法
2022/07/01
今回は熱中症の予防法として体調チェック方法について述べたいと思います。
病院でのメディカル・チェック
◎一般的な健康診断
(問診、理学所見、血液検査、尿検査、胸部X線、心電図)
熱中症については、既往歴の確認が必要となります。過去にかかった人はなりやすいと言われています。
◎運動負荷心電図
エルゴメーター検査、ドレッドミル負荷試験
◎心エコー検査、24時間心電図 など
自分で行うコンディション・チェック
①練習前後の体重確認
練習前の体重測定時に、前日減った分の80%を回復するように水分や食事をしっかり摂る
発汗によって失われた水分量をチェックし、運動前後の体重減少が2%以内に収まるような水分補給
②睡眠状況の把握
睡眠不足は熱中症を引き起こしやすい
③ケガ、故障の把握
ケガ、故障があれば、無理をすることで、熱中症を引き起こしやすい
④その他 発熱、疲労、下痢(便通の状態)、二日酔
い、貧血、循環器疾患の有無などの確認
などで、自分自身の体調を絶えず管理することが大切です
具体的な対策
練習前の体重測定時に前日減った分の80%を回復するように水分や食事をしっかり摂るようにする
1.練習前:練習30~60分前に水分を500cc程度飲む
2.練習中:15~20分毎に200ccの水分を摂る
運動時の水分補給は「乾いたな」と思う前に飲む!!
練習中に冷水を身体にかけて体温を冷やす
3.塩分を補う:0.25%の食塩水を飲む
目安=500ccのお茶を2本に小さじ半杯(2.5g)の塩を
混ぜると飲みにくいため塩(粗塩が望ましい)を舐めながら水分を飲む
スポーツドリンクでもOKですが、若干糖分が濃いために薄めるといいです
糖分:1時間以内の運動なら飲料水に糖分は必要無し
塩分:体重の2%の発汗までなら必要無し。発汗が多くなれば(汗が塩辛くなれば)塩水を摂取する
4.運動中、身体を冷やす
胃腸が丈夫ならペットボトルを凍らせておいたり、保冷剤を凍らせて持っていき、身体を冷やすのに使う
5.筋肉の疲労を取る
レモンの輪切りをもっていく
糖分を摂る(ポカリスエットなども利用する)
6.運動後
体重減少分を補える量を分けて飲む(一度に大量に飲まない)
7.運動後チェック
発汗によって失われた水分量をチェックし、運動前後の体重減少が2%以内に収まるように水分補給
8.練習から帰ってきたら
(周りの人が)温かい目で見てあげて、心が楽しくなる会話をする
9.家に帰ったら
疲労を溜めないように配慮する
特に、睡眠と食事には気を配ってあげる
以上が、予防法と具体的な対策です。ちなみに、体育協会が出しているものを掲載します
日本体育協会「熱中症予防の原則」
熱中症予防8ヶ条
①知って防ごう熱中症
②暑いとき、無理な運動は事故のもと
③急な暑さは要注意
④失った水と塩分を取り戻そう
⑤体重で知ろう 健康と汗の量
⑥薄着ルックでさわやかに
⑦体調不良は事故のもと
⑧あわてるな、されど急ごう、救急処置
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