みつわ鍼灸接骨院 大阪淡路院

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アイシングとは

怪我をした時の即時処置に適した方法

ICING

怪我をした時に患部の腫れを抑えるために行うといった目的に加え、痛みを抑えたり、緊張を和らげたりと様々な目的で行われるアイシングについて、適切な方法と仕組みについての分かりやすい解説を掲載しています。怪我をしてしまった時にすぐにできる処置として非常に効果的であるため、特にスポーツをしている方など、万が一の怪我の際にお役立ていただけるよう詳しく解説しております。


アイシングとは

以前このブログ記事が中学校の教材になりましたので、改めてここに転記させていただきます。

急に身体を動かすと無理がかかりやすくケガをしやすくなります。ケガをしたときにすぐに出来る処置として非常に効果的なのがアイシングです。

これは正常な細胞の模式図です。

まず、ケガをすると、
①そこの毛細血管が切れます。(一時的損傷)

②切れた所から出血し、傷めた場所を治すために血液が集まってきます。そのとき、近くの細胞から酸素が持っていかれるために、周りの細胞の酸素が不足します。(2次的低酸素障害)

③血液が集まることにより、腫れが広がります。

④腫れが広がることによって、周りの正常な細胞もつぶされてしまい、回復するのに時間がさらにかかります。しかし、傷ついた組織を回復させるために血液は必要です。この血液が集まる反応を炎症といいます。

炎症は、ケガをしてから24時間~72時間 (1~3日) 起こります。程度によって変わりますが、たいしたこと無いと思っても24時間は腫れようとします。そのときに必要以上の腫れを出さないようにするのがアイシングです。

アイシングの仕方

アイシングの仕方は、傷めている部位に直接行います。

保冷剤もありますが一番いいのは氷水です。氷水とは、氷嚢やビニール袋に氷を入れてそれが浸る程度に水を入れたものです。保冷剤や、氷を直接当てると、表面の霜で、凍傷を起こしやすくなります。

時間は10分から15分。皮膚の感覚がなくなるまで当てます。腫れが、ひどい場合には1時間に15分冷やして、45分安静にしておくというサイクルを連続で行うといいでしょう。あまり腫れが目立たない状態でも2~3時間に1回、アイシングすることをお勧めいたします。

お風呂は、シャワーで汗を流す程度ならOKですが、入浴して暖めてしまうと後で腫れが強く出るので、ケガをした日は、湯船には浸からないほうがいいでしょう。シャワーの直後にアイシングは必ず行ってください。

アイシングの効果

アイシングをして、血流が悪くなるだけではなく感覚がなくなりますので、部分的に麻痺した状態になります。このときに、筋肉の緊張も緩みます。硬くなりすぎた筋肉を緩めて関節の動きをつくるときにもアイシングを行ったりします。プロ野球のピッチャーが試合で投げた後にアイシングをしているのは、筋肉が疲労して熱を持っているのを冷ましているのです。筋肉は熱を持つとエネルギーを消費して、疲労物質を産生します。高熱のときに身体が筋肉痛を起こすのはそのためです。運動後のアイシングで必要以上に疲労物質を産生しないために行っているのです。

アイシングにもいろいろと意味合いがあります

腫れを抑える

腫れを抑える

痛みを抑える

痛みを抑える

緊張を緩める

緊張を緩める

上記の働きが可能です。

ケガの程度についてはなかなか自分で判断できないと思いますので、可能な限り早い時期に施術にお越しください。

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