膝に生じる辛い痛みについて施術と解説
OSGOOD / SCHLATTER'S DISEASE
小学生から高校生程度の年齢層のスポーツプレイヤーに多いオスグッド・シュラッター病に関してもご相談を承り、一人ひとりに合わせた施術を行っています。痛みが生じている部位だけをケアして炎症を抑えるような従来の施術ではなく、局所の炎症を抑えると同時に筋肉のバランスを整え、股関節や足関節の歪みを整える施術を行うことによって、再発防止や競技への早期復帰をサポートします。
こんなあなたは読み進めてください
・施術しているけど、治りが悪い
・自分のケガがどの程度なのか知りたい
・痛みがあるけど、練習したい
・とにかく早く治したい
・痛くならない身体にしたい
膝のスポーツ障害で、小学生から高校生に多い
オスグット・シュラッター病は、一般的に「オスグット」とも呼ばれています。膝のお皿の下で、スネの骨の部分が痛くなると「オスグット・シュラッター病」と診断されることが多いです。膝の下が腫れてきて本当に痛くて、長期間に渡り悩む方が多いのが特徴です。ひどい状態だと、太ももの筋肉が引っ張りすぎてスネの骨が剥がれてしまう、剥離骨折 (はくりこっせつ) になってしまいます。さすがにここまでひどくなると症状が治るまでスポーツを完全に休むのが一番早いです。剥離骨折までしなくてもオスグット病は改善するのに時間がかかり、私だけでなく多くの治療家の悩みの種でした。
今までの施術では痛い部位だけにアプローチして炎症を鎮めることに注目しておりました。何名か同じ悩みを持つ治療家と知恵を出しあい研究と臨床を重ねた結果、早期に競技復帰することができるようになりました。
この、どれかが起きてしまってもねじれが生じてきます。そのねじれが膝の位置で起きてしまうことがジャンパー膝の大きな原因です。そのため、早く治すためには以下がポイントになります。
①局所の炎症を抑える
まずは、痛い場所へのケアが一番先です。痛みが続くと「脳」が痛みを覚えてしまい、治る時間が余計にかかってしまうので局所への対処は重要になります。
②筋肉のバランスを整える
身体は、どんな方向からの負担がきてもきちんと支えられるように筋肉が引っ張り合っているので、硬い部分が出てくるとそれが関節をねじってしまいます。硬い筋肉は柔らかく、弱っている筋肉は鍛えていきます。
③股関節、足関節の歪みを整える
膝関節自体は、「曲がる」「伸ばす」という動きがメインになります。細かく言えば、捻れも加わって動きます。膝関節の上下にある股関節と足関節の位置を整えないと、膝にねじれが起きてしまうのです。逆に言えば、股関節・足関節を整えると自然と膝のねじれが解消されていきます。ねじれが解消されて正しい位置に関節が戻ると、無理に釣り合っていた筋肉が自然と緩んで柔らかくなります。どちらかと言えば、関連性の高い股関節が重要です。
オスグット病の症状が出てくるまでに色々な身体のバランスが崩れて痛みに繋がってきます。痛みを出しているのは
硬くなっている筋肉や靭帯ですが、その原因となっているのは身体の歪みからくる緩んでいる筋肉です。硬い筋肉や靭帯だけに施術しても早く治らないのは、本当の原因がそのままだからなのです。ヒトの身体は、「ねじれ」にとても弱く、ねじれの頂点が膝にくることでオスグットの痛みが出てきます。
・股関節や太もものバランスの崩れ
・足関節の歪み
これらが真犯人なのです。オスグット、ジャンパー膝、シンスプリント、アキレス腱炎などは、どこがねじれているかで痛みの出る場所が変わってきます。オスグットに関して言えば、膝に頂点が来たねじれの力で膝裏の小さい筋肉に負担がかかり大きな痛みの原因なるのです。
・急に出てきた痛み
・じっとしていても感じる「ズキズキ」する激痛
これらは身体の炎症のサインです。
実は、どんなに大きなケガであったとしても炎症自体は72時間=3日間で治まります。しかし、「炎症が引いた」「痛みがマシになった」と喜んでいるのも束の間、間違った身体の使い方を修正しなければ、また同じ症状で困る事になるのです。慢性的な痛みに苦しむ人のほとんどがその場しのぎのケアをするだけで、本質的な改善ができていないまま競技復帰しています。どんなに才能のある選手でも怪我に泣かされ、競技生活を棒にふることがあります。
当院の施術で無意識に身についてしまった身体の使い方を修正し、痛める前よりも強い身体、痛める前よりも動ける身体を作っていきませんか?あなたの状態に合わせて施術計画を練り、施術を進めていきます。心からスポーツを楽しめるように一緒に頑張っていきましょう。
※スポーツをやっているお子さんをお持ちの親御さんからのご相談もお気軽にどうぞ。